外国為替市場とは?
外国為替市場というのは、通貨を交換する場所のことをいいます。
といっても、外国為替市場は東京証券取引所のような市場が実際にあるわけではなく、インターネットや電話で24時間つながったバーチャルなネットワークのことです。
外国為替市場の参加者は?
外国為替市場は、次のような参加者で構成されているので、インターバンク市場(銀行間市場)とも呼ばれています。
■銀行を中心とした生保などの機関投資家
■世界の中央銀行
■為替ブローカー...など
このような参加者が、外国為替市場で自分が必要な通貨を購入したり売却したりしているのです。
その金額は日本円で1日当たり160兆円にも上ります。
こうした取引を通じて、2つの通貨の需給と供給のバランスに応じて為替レートが形成されて変動していくのです。
外為法の改正とは?
以前は「外国為替及び外国貿易法」によって、外国為替取引に参加できるのは銀行だけに限られていました。
しかしながら、外国為替及び外国貿易法の改正によって、誰でも市場に参加できることになったのです。
その結果、多くの会社がFXなどの金融商品を手がけるようになり、一般の個人投資家も割高な対顧客市場※の為替レートではなく、インターバンクレートに近い、より有利なレートで外貨を購入できるようになったのです。
※銀行の窓口で外貨と交換するときに提示されるレートで、インターバンク市場のレートを参考に毎朝10時頃決定され、基本的に1日固定のものです。 |