含み損益を確認するとは?
FXでは、証拠金が10万円で、レバレッジが10倍であれば、約100万円相当の外貨を保有することが可能です。
しかしながら、証拠金が少額であればリスクも小さいかといえば、そうではありませんので注意が必要です。
というのは、リスクを考えるうえで注意しなくてはいけないのは、担保として預けている証拠金の10万円ではなくて、保有している約100万円相当の通貨ペアの含み損益だからです。
具体的には?
例えば、証拠金5万円を預けて、レバレッジ20倍で、1ドル=100円のときに1万ドルを買ったとします。
このとき、仮に為替レートが1ドル=95円へと5円だけ円高ドル安に動いたとすると、5万円の損失(5円×1万ドル)が生じます。
つまり、たった5%の相場変動によって、すべての証拠金を失ってしまうのです。
よって、レバレッジを効かせて取引するときは、常に、為替レートが何円動いたら損益がいくら変わるかということを意識しておくことが大切です。
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