逆指値注文(ストップ注文)とは?
決済注文方法には、指値注文、成行注文だけでなく、逆指値注文(ストップ注文)という便利な注文方法があります。
この逆指値注文というのは、現在よりも高いレートになれば買う、あるいは安いレートになれば売るという注文方法です。
この逆指値注文は、一見すると不合理なようにも思えますが、損失を限定させる重要なリスク管理の方法のひとつになっています。
具体的には?
今後、為替相場が円安ドル高に進むと考えて、1ドル=100円でドル/円を1万通貨買っているとします。
この場合、その後、為替相場が、思惑通りに円安ドル高に進んだときには、為替変動による利益を得ることができますが、反対に円高ドル安に大きく進んだときには、どんどん損失が拡大してしまう恐れがあります。
そこで、事前に損失の拡大を防ぐために、逆指値注文を利用するのです。
例えば、5万円以上の損失を出したくないということであれば、「1ドル=95円」の逆指値売り注文を出しておけば、為替レートが円高ドル安に進んで1ドル=95円に達した時点で自動的に決済が行われ、損失を5万円で抑えることができます。
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