ユーロ圏にはどのような国が含まれるのですか?
ヨーロッパの通貨といえば、従前はイギリスのポンド、フランスのフラン、ドイツのマルクなどが代表的なものでしたが、ユーロ(EUR)という圏内共通通貨が出現したことで、こうした通貨のほとんどが統合されることになりました。
また、ユーロが使用されている地域のことをユーロ圏といいますが、これは、具体的には次のような国々です。
■ドイツ ■フランス ■イタリア ■スペイン ■ポルトガル ■アイルランド
■オーストリア ■フィンランド ■ベルギー ■オランダ ■ルクセンブルグ
■ギリシャ ■スロベニア ■マルタ ■キプロス
ユーロが買われる場面とは?
近年、米ドルに対する不透明感が強まっていることもあって、米景気に失速懸念や地政学的リスクが発生したときには、資金逃避先としてユーロが買われるようになってきています。
言い換えれば、米ドルの価値が下がるかもしれないと懸念されるときには、ユーロが買われる状況になったということです。
こうした背景としては、ユーロが原油高に強い通貨であるということや、比較的地政学的リスクが低いことがあげられます。
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