英国のユーロ導入はどうなっているのですか?
英国は、現在、EU加盟国であるのですが、独自通貨として英国ポンドを維持している状態です。
これは、主としてユーロ導入に対する世論の支持が得られなかったからとされていますが、その結果として、英国は独自の金融政策を実施できる環境になっていることも事実であり、これがまた英国にユーロ導入を踏みとどまらせる要因にもなっているようです。
今後、金利政策とともに、ユーロ導入時期がくるのかどうかは重要なポイントとなります。
英国の経済状況と政策金利
英国経済は、1990年代後半からほぼ堅調に推移し、平均して2%台の成長を続けていました。
しかしながら、2006年半ば頃から失業率が5%台で高止まりを続けるなど、徐々に減速の兆しもみられるようになっています。
また、政策金利に関しては、2008年7月には5.0%となっており、景気減速懸念から一時期利下げを行いましたが、基本的にイングランド銀行(BOE)は、インフレ重視の路線をとっていることから、高金利になりやすいといえます。
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