外貨投資入門



ユーロはドルに代われるか

ユーロに不安材料はありますか?

前述したようなユーロの特色をみますと、ユーロにはよいことばかりのように思えますが、実際にユーロが米ドルに取って代わることができるのかという話しになりますと、かなり懐疑的にならざるを得ません。

これは、ユーロ圏が複数の国で成り立っているからにほかなりません。

つまり、各国それぞれに異なる経済事情がありながら、ユーロという1つの通貨で統制されているからです。

具体的にはどういうことですか?

例えば、金利政策についても、通常でしたら、景気が悪くなれば金利を引き下げて対応するはずですが、ユーロ圏にインフレ懸念が強まっている国があれば、むやみに金利を引き下げることは困難になります。

反対に、インフレ懸念が強まっている国があったとしても、それ以外の国の景気を冷やす恐れがある場合には、金利の引上げにもかなり慎重にならざるを得ないということになります。

よって、EU各国の調整が課題になるのです。


米ドルの上昇・下落要因
ユーロ(EUR)は欧州連合の通貨
ユーロはドルに代われるか
ユーロの上昇要因・下落要因
英国とEU諸国との関係

質への逃避、資金逃避先
ユーロ圏は地政学的リスクが低い
ユーロの地位が上昇するには?
英国ポンドはかつての基軸通貨
英国ポンドは乱高下と地政学的リスクに注意


米ドルが基軸通貨
NZドルの上昇要因

米雇用統計、ADP雇用報告
バーチャルトレード


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