ハイリスク・ハイリターン型の商品である
金先物取引というのは、少額の資金で大きな取引を行いますので、仮に金価格が上昇トレンドを継続していたとしても、その間の小さな価格変動により損失を被る恐れがあります。
また、決済期日がありますから、価格が一時的に下落したとしても、保有していればいずれ上昇するといった運用の仕方も難しいといえるでしょう。
このように、金先物取引というのはハイリスク・ハイリターン型の投資商品ですから、初心者の方にはオススメできる商品とはいえないかもしれません。
受渡決済による現引きもできるの?
一般的に、商品先物取引は差金決済ですが、とりあえず先物で金投資をしたけれど、差金決済すると損失を被るというような場合には、手元に「金(ゴールド)」の現物を買えるだけの資金があれば、受渡決済による現引き※を選択することも可能です。
現引きを選択することによって長期保有ができますので、リスクを軽減することにもなります。
※代金を支払って「金」の現物を受け取ることです。
山元建値とはどのようなものですか?
山元建値(やまもとたてね)というのは、日本の鉱山会社が地金商などに「金」や銀の地金を販売する際に、1つの指標とされる基準価格のことをいいます。
なお、山元建値は、日本経済新聞朝刊の商品面や日経産業新聞の素材・エネルギー面に、「金 住友金属鉱山(株)」のように、価格を発表している会社名と合わせて掲載されています。
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