ファンダメンタル分析とテクニカル分析ではどちらで判断すべきですか?
ファンダメンタル(経済の基礎的条件)分析を判断の基準にした方がよいのか、それとも、テクニカル(統計的)分析を重視した方がよいのかについては、議論の分かれるところであり、どちらがよいという答えはないように思います。
とはいえ、ファンダメンタル分析もテクニカル分析も、ともに重要な判断材料には違いありませんので、大きな流れはファンダメンタル分析で判断し、実際にポジションを構築する際のタイミングを判断する際には、テクニカルな指標を利用するというのが一般的なように思われます。
株式投資の場合はどうですか?
株式相場の場合は、ファンダメンタルな指標の方は、テクニカルな指標よりも、株価に対しては相関関係が低いようです。
これは、ファンダメンタル指標を重視する経済評論家などの翌年の株価予想などがほとんと当たらないことからも、そのようにいえるのではないでしょうか。
株式でファンダメンタル分析が機能しない理由は?
株式は個人投資家の参加も多く、市場規模が為替市場に比べて小さいので、心理的要因によって変動しやすいからと考えられます。
よって、心理的要因を反映するテクニカル指標の方が、的中する確立も高くなるのではないかと思われます。 |