トレイリングストップの使い方
例えば、1米ドル=100円でドル/円を買った場合に、ストップ注文を95円に設定したとします。
そして、その後、為替相場が円安に進んで1米ドル=105円になりました。このときすでに、5円の利益が出ているわけですが、ストップ注文が95円のままですと、その後、円高へ反転した場合には、せっかくの利益が確保できずに終わってしまいます。
このような場合に、トレイリングストップを使えば、利益が拡大していくに伴って、ストップ注文のレートを95円から96円→97円…→101円などと自動的に切り上げていくことができます。
IFD(アイエフディー)とはどのような注文方法ですか?
IFDというのは、「イフ・ダン(もし注文を執行したら)」の略称であり、2つの注文を同時に出して、最初の注文が執行(約定)したら、もう一方の注文が有効になるという注文方法です。
ちなみに、もし、最初の注文が約定しなければ、後者も発注されません。
例えば、現在米ドル/円が100円で、99円に下がったら買うつもりで、99円の指値買い注文を入れるとします。
そして、指値が執行されたあとで「損失を1円までに抑えたい」とか「1円の利益を確保したい」と考えたときには、指値注文と同時に、前者では98円のストップ売り注文を、後者では100円のリミット売り注文を出せばIFD注文が出来上がります。
|