ロンドン地金協会設立の経緯は?
ロンドンの金市場というのは、世界最古の金塊マーケットであり、17世紀に「金」の取引が始まって以来、1960年後半まで、世界の産金量のおよそ8割がこのロンドン金市場を通じて取引されてきました。
1919年に金市場は公的に組織化され、1987年にイングランド銀行の監督の下、ロンドン地金協会(LBMA)が設立されました。
LBMAは最高のブランド
このロンドン地金協会(LBMA)に登録された金地金は、世界で最も信頼性の高いブランド、すなわちLBMAの登録は金市場では信頼の証とされています。
なので、他社で販売された金地金の買い取りや保管を受け付けている場合に、LBMAブランドを持ち込めば、まず取引に応じてくれると思います。
また、日本の金地金の取扱会社では、他社で販売された金地金を自社ブランドよりも安い値段で買い取りますが、LBMA登録商品であれば、他の商品よりも下落幅が小さくなる傾向にあるようです。
金塊はいくらで販売?
貴金属商・宝石商の中には、ロンドン金市場で実際に受け渡しされる金塊を販売しているところもあります。
金地金はグラム単位で表示され、最大でも1キログラムですが、金塊の場合は一本ごとに重量も価格も異なり、400トロイオンス(12.5s前後)の巨大商品も販売されています。
ちなみに、1g=3,500円でしたら、単純計算すると400トロイオンスの金塊の小売価格は4375万円ですが、実際にはキログラム当たりの価格が金地金よりも若干安くなっています。
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