初めて金ETFが上場されたのはいつ?
金ETFの歴史というのはまだまだ新しく、実際、初めて金ETFが上場されたのは、2003年のことです。
これは、オーストラリア証券取引所(シドニー)に上場された金ETFでしたが、それ以来、ロンドン、パリ、ニューヨーク、シンガポールなど世界の主要証券取引所に相次いで上場され、急速に市場規模が拡大しています。
ちなみに、2007年末時点では、世界の主要市場に上場する金ETFの残高は800トンを超えており、2005年末比で倍増しています。
このようなETFの残高拡大は、ニューヨーク市場で金先物価格が最高値を更新する原動力になったものと思われます。
金ETFを積極的に買っているのは?
欧米の機関投資家は、積極的に金ETFを買っているといわれています。
欧米の年金基金などは、これまで有価証券にしか投資できなかったのですが、ETFにより金も有価証券化されたことにで、長期運用資金による金市場への参入が始まったからです。
金ETFの誕生により、膨大な需要が生み出されるといえそうです。
なお、日本のETF市場は周回遅れなどといわれますが、これからは金ETFへの買い意欲が高まるものと期待されています。
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