商品先物取引とは?
金(ゴールド)のほか、白金、アルミニウム、ガソリン、生糸、大豆、冷凍えびなど各種の商品には現物を取引する市場だけではなく、先物取引をする市場があります。
商品先物取引とは、将来の一定時期に商品を受け渡すことを約束して、その価格を現時点で決める取引のことです。
といっても、代金と商品を交換する必要はなく、約束の期日が来る前に、いつでも反対の売買契約をして、支払う代金と受け取る代金の差額を精算すれば、取引を終了することができます。
このような決済方法のことを「差金決済」といいますが、「差金決済」でしたら、手元に商品がなくても売り契約ができますし、あるいは買い契約をしても商品を受け取らずにすみます。
つまり、商品先物取引は、「買い」だけでなく「売り」からも取引を始めることができるということです。
商品先物取引でも商品と代金は交換できる?
もちろん、実際に商品と代金を交換することもできます。
こうした取引方法のことを「受渡決済」といいますが、一般の個人投資家が受渡決済を選択するケースはほとんどないといえます。
商品先物取引はどこで行うのですか?
日本には、次の4つの商品先物取引所がありますが、金先物取引は、東京工業品取引所で行われています。
■東京工業品取引所
■東京穀物商品取引所
■中部大阪商品取引所
■関西商品取引所 |