ボリンジャーバンドは順張り戦略で
ボリンジャーバンドの基本的な考え方は、1標準偏差の間で為替レートが推移する確率が63.8%、2標準偏差の間で為替レートが推移する確率が95.5%であるというものです。
よって、2標準偏差内で推移する確率が95.5%であるとすれば、そのバンドの上限に近づいてくれば売り、バンドの下限に近づいてくれば買い、というのが基本的な売買戦略となります。
しかしながら、ボリンジャーバンドは、逆張りよりも、順張りをする際に使用されることが多いです。
これは、例えば、確率的には63.8%に収まるはずの1標準偏差を離れてくるとすれば、相場では何か違うことが起こっているということになるからです。
つまり、この場合は、積極的に順張りでバンドから離れる方向についていくというアクションをとるわけです。
具体的には、1標準偏差の線を超えて、為替レートが上昇あるいは下落した場合には、2標準偏差までのレンジの動きとなるとみて、2標準偏差の位置まで順張りでついて行くというアクションをとります。
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