逆張りと順張りのどちらで使うか?
ボリンジャーバンドを、逆張り、順張りのどちらの投資スタイルで使用するにしても、1標準偏差と2標準偏差、為替レートの関係を、どのように読みこなすかが重要となります。
つまり、逆張りの場合には、価格が2標準偏差を抜けそうな場面が、順張りの場合には、価格が1標準偏差を抜けそうな場面が判断のポイントとなります。
そして、その後、価格がどの方向に動くのかについては、それはローソク足と基準となる21日移動平均線の位置などを見極めながら判断することになります。
バンドの幅にも注目
1標準偏差と2標準偏差の線の距離が離れていて、全体のバンドの幅が広くなっているところがありますが、そこは、それだけ値幅が大きいということですから、変動率(ボラティリティ)も大きいといえます。
反対に、1標準偏差と2標準偏差の線の距離が狭くて、全体のバンドの幅が小さい場合には、それだけ値幅のレンジが小さくなり、変動率は小さくなります。
また、狭いバンドが大きく広がる時というのは、変動率が高まることになりますので、上昇あるいは下降トレンドがはっきりと現れる時だとされています。
なので、この場合には、そのトレンドに乗っていくことが有効なケースが多いです。 |