ボリンジャーバンドが拡大傾向にある時の売買戦略
ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大傾向にあるということは、値動きの変動率が大きいことを示していますから、こうした時に、下の2標準偏差に近づいているからといって、それをトレンド転換点であるとみなして、安易な買いを入れるのは危険なこともあります。
つまり、変動率が高まる時というのは、上昇あるいは下降トレンドがはっきり現れる時でもありますから、ボリンジャーバンドが拡大傾向に入った時は、トレンド出現の可能性も大きいので、チャートをよく見て判断するようにしたいところです。
ボリンジャーバンドに適した通貨ペアは?
ボリンジャーバンドというのは、「標準偏差内で価格は推移するだろう」という観点から示されている、あくまでも統計的なテクニカル分析手法です。
ですから、短期的に乱高下する可能性のある通貨ペアなどには、不向きな分析手法といえるのかもしれません。
しかしながら、比較的安定感のある通貨ペアなどには、有効な判断材料となると思われます。
ニュートラルとは?
ニュートラルというのは、相場の明確なトレンドを見極めがたく、ブル・ベアどちらの予想もしづらい「中立」の状態のことをいいます。
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