どのようにトレンドをみればよいのですか?
ローソク足チャートでは、基本的に陽線が続いて出現するときは「上昇基調」、陰線が続いて出現しているときは「下落基調」と判断します。
ただし、実際には、陽線が2日続けば陰線が出て、また陽線が出る、というように、どちらか片方が続けて出現することはそれほど多くはありませんので、1つ1つを追っていると動きがよくつかめません。
相場を分析にするときには、トレンドを判断することが重要になりますが、このトレンドというのは、チャート上に線を引くことによってつかむことが可能です。
具体的には、ローソク足の動きを見て、それぞれの山の頂点、谷の頂点を結ぶのですが、この山の頂点を結んだ線のことを「上値抵抗線」、谷の頂点を結んだ線のことを「下値支持線」といいます。
為替情報での上値抵抗線の判断は?
為替情報などでは、「この1か月間、ドル/円は110円あたりが上値抵抗線になっています。」などといった表現がされている場合には、上昇はしていながらも110円はなかなか超えられないということを意味しています。
なので、このようなときには、109円後半まで上昇したら、「そろそろ下落に転じるかもしれない」という考え方もできます。
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