グランビルの法則とは?
移動平均線を使った分析においては、グランビルの法則を用いると便利です。
このグランビルの法則は、ウォール街の通信社で記者をしていたグランビル氏が開発したもので、移動平均線と実線の位置関係によって、売買のタイミングを見ようというものです。
グランビルの法則の考え方は?
グランビルの法則においては、移動平均線というのは、日々の値段の平均値を折れ線グラフにしているものですから、日々の値段を示す実線が移動平均線から離れて推移していても、いずれは移動平均線のレベルに戻るだろうと考えます。
グランビルの法則の売買サインは?
グランビルの法則の買いサインと売りサインは、次のようなものです。
<買いサイン>
(1)移動平均線が下落した後、上昇しそうな兆候が表れたとき、実線が移動平均線を上抜く。
(2)移動平均線の上昇中に、実線が、いったん移動平均線を下回ったものの、すぐに上回る。
(3)(2)の変形パターンで、実線が移動平均線に近づきながらも、下回らないまま、再び上昇する。
(4)実線が移動平均線から大きく下に離れている。
<売りサイン>
(1)上昇から下落へと転じる兆候が表れている移動平均線を実線が大きく下抜いた。
(2)下落を続けている移動平均線に向かうように実線が上昇し、いったんは移動平均線を上抜きながら、再び下抜く。
(3)移動平均線が下落している時に実線が移動平均線に近づきながらも、上抜けず再び下落する。
(4)移動平均線が上昇を続けている時に移動平均線から大きく上に離れる。
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