どのような関係がありますか?
戦争や政変だけでなく、テロの勃発や大規模な自然災害が為替レートを大きく動かす要因となるときもあります。
FX取引では、このような事件が発生したときに、どの通貨がどちらの方向に動くのかを見極めることが重要になります。
戦争当事国は通貨安?
必ずしも戦争が起これば、その国の通貨が安くなるとはいえません。
例えば、1990年に湾岸戦争が起きた際には、当事国であるアメリカの米ドルは大きく上昇しました。
これは、戦争の短期終結を見越した投資家たちが、米ドルを買ったからです。
特にアメリカは世界最強の軍事力をもち、米ドルは世界の基軸通貨※であることから、大規模な戦争などが起きた場合には、「有事のドル買い」といって、世界中の投資資金が米ドルの「逃避買い」に走るケースが多いのです。
※輸出入の決済通貨として広く使用されている通貨のことです。 |