互いに深く影響し合う関係にある
外国為替は株式と互いに深く影響し合う関係にありますが、このように、異なる種類の金融商品であっても、裏では深く結びついているということが多くあります。
株価というのは、基本的には企業の業績を反映して変動します。
その国の経済環境が良ければ利益が拡大しやすくなりますので、経済全体が活況であれば株価は上昇しやすくなります。
また同時に、好景気であればその国の通貨も買われますので、株価が上昇しているときには通貨の価値も上がるというのが、基本的な株価と為替の関係になります。
つまり、日本の株価が全般的に上昇していれば円高に、株価が下落していれば円安に振れることになります。
株高は円買い、株安は円売りにも
しかしながら、景気が良くて株価が上昇傾向にあれば、海外の投資家は日本株を買うために円を買いますので、それが円を強くする要因となり、株高は円買いに、反対に株安は円売りを呼ぶ原因にもなります。
為替と株は、教科書的にはこのような関係にあるのですが、実際にはこのようにはいかないケースも多いです。 |