どのような1日を過ごすのですか?
■8時〜9時55分
8時を過ぎますと、事業法人など顧客からの売買注文がパラパラと舞い込みますので、ここから仕事開始となります。
東京時間の外国為替市場関係者にとっては、8時頃〜9時55分の仲値公表時刻までが最も慌しい時間帯となるようです。
これは、ロンドンやニューヨーク市場とは違って、東京外為市場は実需(顧客取引)の割合が高く、当日顧客からのドル買いが多い場合にはドル高/円安、ドル売りが多い場合にはドル安/円高に触れやすくなり、仲値もその影響を受けるからです。
■お昼ごろ〜夕方16時頃
仲値公表時刻を過ぎ、お昼休みに近づくにつれて徐々に相場も落ち着き始めます。
お昼休みが過ぎますと、夕方16時頃ロンドン市場がオープンするまでにもうひと相場あることもありますが、多くは比較的穏やかな時間を過ごすことが多いようです。
■16時頃〜
夕方、ロンドン市場の午前中にあたる相場を確認した後、ロンドン支社にいる同僚とコンタクトを取り、自分のポジションを預け(ブックパス)、もしもの場合にはロンドンの同僚に売買してもらうか、連絡をもらうように依頼しておくそうです。
アメリカの経済指標が発表される日などは遅くまで残ることもあるようですが、外資系銀行のディーラーなどは定時で帰宅するそうで、日系銀行のディーラーでも19時とか20時とかで帰宅するそうです。
■帰宅後〜就寝
帰宅後は、普通のサラリーマンと同じように過ごしますが、やはり為替相場のチェックは時折するそうです。
そして、就寝前にも市場動向を確認して、外為ディーラーの1日が終わります。 |