外貨投資入門



金は有事に強い資産?

「有事の金」とは?

過去の政治や経済が混乱した、いわゆる乱世を振り返りますと、決まって金市場にマネーが流入していたという事実があります。

これは、「金(ゴールド)」が、株や通貨のような「ペーパー資産」とは異なり、実物資産として独自の価値を持っているからにほかなりません。

「有事の金」といわれるように、政治や経済が混迷する時にこそ、「金」はその輝きを増すといってもいいでしょう。

しかしながら、「金」という資産については、まだまだ個人投資家には馴染みが薄いように思います。

「貯蓄から投資へ」という掛け声のもと、個人投資家が株や投資信託、FX(外国為替証拠金取引)などを当然のように始めるようになってから、色々と紆余曲折があったわけで、それもいたし方のないことなのかもしれません。

ちなみに、「金」というと、お金持ちが行う投資であると思われがちですが、実際には非常に簡単に月々3,000円から始めることができます。

資産四分法とはどのようなものですか?

資産四分法というのは、資産を次の4つに分散して保有・運用するという考え方のことをいいます。

■預貯金 ■有価証券 ■不動産 ■金

ちなみに、かつては預貯金、有価証券、不動産の三分法が一般的だったのですが、最近は景気低迷の長期化を背景に、長い目で見たときに資産価値の値上がり期待や国際的に通用する資産としての「金」が注目されはじめ、この「資産四分法」という言葉が見聞きされるようになっています。


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金はコツコツ貯めて有事に売る
基軸通貨と米ドルの価値の低下
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