外貨投資入門



金の価値が認識されたのは?

金には2000年の歴史がある

貨幣の歴史を見ますと、ドルの誕生は1785年、円の誕生は1871年、ユーロの誕生は1999年ですが、世界最古の金貨は紀元前6〜7世紀に誕生したといわれています。

つまり、2000年以上の貨幣としての歴史を持っている「金(ゴールド)」から見れば、ドルであれ円であれ、たかだか200年程度にすぎず、ユーロに至ってはわずか10年の歴史しかないということになります。

さらに遡ると、今より1万年ほど前の紀元前8000年頃には、「金」の価値が認識されていたとされています。

これは、「金」が太古の昔から、富や権力の象徴として宝飾品や建造物などの装飾として用いられてきたからです。具体的には、例えば、次のようなものが代表的です。

■紀元前1350年頃のものとみられているエジプトのツタンカーメン王の「黄金マスク」
■1397年に足利義満が京都に建立した「金閣寺」
■1588年頃に豊臣秀吉が大阪城内に造らせた「黄金の茶室」...など

ユーロとはどのようなものですか?

ユーロというのは、欧州連合(EU)による欧州通貨統合の最終段階で登場した単一通貨のことをいいます。

2008年時点では15カ国で流通し、域内の人口は3億人を超えていますが、この範囲のことをユーロ圏と呼びます。

なお、ユーロ圏の金融政策は欧州中央銀行(ECB)が行っています。


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