外貨投資入門



金と原油の供給面での違いは?

固体か液体かによってまったく違う?

「金(ゴールド)」と原油については、「金」は固体であるけれど、原油は液体であるという違いがあります。この両者の違いは、当然供給面で重要となってきます。

といいますのは、今後、残された「金」の有望鉱脈の多くが海底に眠っているからにほかなりません。

仮に、「金」が原油のような液体であったとしたら、海上にヤグラを組んで海底にドリルで穴を開ければ噴出してくれますが、「金」は固体ですからそうはいきません。

つまり、海底の金鉱脈の開発や採掘には途方もないコストがかかるということです。

このような事情があるので、「金」の新たな開発生産計画も増えず、たとえ価格が4倍に上昇しようとも、年間金生産量は増えていかないのです。

これとは対照的なのが原油です。原油は掘れば噴出してくれますから、生産を増やそうと思えばできないことはありません。

ただし、実際にはOPEC(石油輸出機構)がカルテルを組むことにより生産調整をしています。

CIF価格とはどのようなものですか?

CIF価格というのは、商品の価格に、保険料と運賃を加えた価格という意味であり、Cost(原価)、Insurannce(保険料)、freight(運賃)の頭文字を取った貿易用語です。

ちなみに、国内の「金」の店頭小売価格は、CIF価格をその日の為替レートで米ドルから円に換算したうえで、経費や消費税を加えて算出されます。


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